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寿平銘入箆矢
伝統の美と技を現代に再現 最上の満足をお届けするために寿平銘入箆矢の品質は追求されます。
良い箆矢作りは良い“の”(箆)作りから
箆矢には“しのめ竹”(真篠)という竹をよく枯らし、強烈な火(木炭火)で竹の曲がりを矯正し、削り、洗い、火入れ、磨き等幾多の工程を経て製作されます。これら工程のなかでも特に最初に行う矯正である荒矯(あらだめ)を大切にしております。なぜならこの工程で竹の悪癖を十分に抜いておくことが良い箆を作る基本だからです。
生漆の使用
古来矢作りには漆が一般的に使用されておりました。それは漆が大変丈夫な塗料で、長期の使用に全く痛むことなくその美しさを保ち、しかも拭き箆(箆を漆で拭き上げること)にすることで湿気につよい、矯めの戻りにくい矢を作ることができます。
雲海塗 玉虫塗 べっ甲塗 蒔絵 春慶塗
箆矢の品質・等級
箆張の均一性
強い弓には強い箆張、弱い弓には柔らか目の箆張が必要です。しかも片押せのない組矢、揃った箆張の矢が最上です。箆張の均一性については機械にて測定の上、等級を決定しております。
金属矢が的中性高いのはスパインと呼ばれる箆張が狂うことなく、均一性高いからです。

ビクのないこと
竹は表皮に硬く肉に柔らかく、また節に硬く節間において柔らかい材料です。ですから真すぐに削ったつもりでもビクと呼ばれる削りのデコボコが出ることがあります。この削ムラのないものを最上とします。

重心の調整
適切な位置に重心をもってくることは安定した矢飛び、矢所のまとまりにつながります。

火色、節の高さ、節間隔の均一性
火色を濃く仕上げると箆は硬くなりクセも出難くなります。逆に火色浅く仕上げると箆の柔軟性が大きく残り丈夫ですが、竹の良否によりクセが出易くなります。また節の高さ、間隔を揃えることは組矢として大切なことです。
拭き箆の場合実際の火色より濃く見えます。(本漆で箆を拭くこと)

重さ、太さの均一性
使用される弓の強さ、矢の長さに合わせて重さ、太さを選ぶこと大切です。別表は箆矢選びの標準的な基準です。しかしお好みに合わせて若干の加減は良いでしょう。

弓力と箆矢の重さ(現代弓道講座より)
■弓力 ■矢の長さ ■箆径 ■適応する矢の重さ
25kg 91cm 0.9cm 30〜32g (8匁〜8匁6分)
20kg 91cm 0.9cm 28.2〜29.2g (7匁5分〜7匁8分)
18kg 91cm 0.87cm 27.3〜28.2g (7匁3分〜7匁5分)
16kg 91cm 0.84cm 25.5〜26.3g (6匁8分〜7匁)
14kg 91cm 0.8cm 24.4〜25.5g (6匁5分〜6匁8分)
12kg 91cm 0.76cm 23.3〜24.4g (6匁2分〜6匁5分)
詳しくはご遠慮なくお問い合わせ下さい。

箟作りの工程


梨地 蒔絵 金チラシ 白黒研出 赤黒研出 羽中金 朱黒研出 蒔絵

箆矢制作のお見積、仕立て直しも何なりとお問い合せ下さい。
弊社で制作致しました矢の修理、調整等はお気軽にお申し付け下さい、但し、他店にて制作された矢につきましては、製法等が異なる場合があり、お断りする場合がございますのでご了承下さいませ。

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